こんにちは、さんてです!
この記事では、「医学部の学士編入試験に合格するまでにはどのくらいのお金がかかるのか?」についてご紹介したいと思います。
この記事では、筆者が実際に費やした金額の内訳をお話し、具体的なイメージを持ってもらえれば幸いです。
目次
受験費用総額
まずは、受験期間にかかった費用の総額をご紹介します。筆者は「Kals」という医学部学士編入界で一強の予備校を軸に勉強していたため、その費用がメインになりました。
Table 受験にかかった総額
項目 | 金額 | 内容 |
---|---|---|
Kals受講費 | 185万円 | 2019年対策 完成・実戦コース(通信) 2020年対策 基礎・完成・実戦・物理化学コース(通学) トップレベル生命科学、面接対策、出願書類添削、滋賀医科対策 |
受験費用 | 60万円 | 出願代、当日の移動や宿泊費など。1大学あたり10~12万円。 |
その他 | 25万円 | 参考書や書籍購入、文房具、スキャナー、iPad、TOEFL受験費。 |
合計 | 270万円 | 将来への投資と考える。 |
1年間ほどの受験期間においてかかった費用は約270万でした。けっして安くはない費用だと思いますが、「医師となることで広がる将来の仕事の幅」を考慮したら問題ないと考えています。
というより、「いつかこの分をとりかえすぞ!」という目標を得たと考えています。
予備校費用
筆者は、講座や文章添削、チューター相談などKalsの提供するサービスを存分に利用させてもらったため、Kals受講費がメインを占めます。
また、大学レベルの物理と化学の講座も含める、フルセットで申し込んだため、年間の合計は約100万円となりました。
近年、大学レベルの物化を出す大学が減少していると聞きます。「物化のレベルが高い大学をハナから受けない」と決める人は、もう少し安いセットがあるようです。ただ、大半の受講生は、高校レベルの物化のコースまでは受講しているようです。
「Kalsに入るべきかどうか」で迷う方もいるようですが、筆者が即入塾を決めたわけは「合格実績が一強である」という点に尽きます。
今までの人生において「結果を出している人や組織には、それを裏づける理由がある」と、しみじみと体感していた筆者は迷いませんでした。
さらに、「合格に至るためには、できるだけ情報を集めること」が大切です。一般の受験業界と比較して、編入業界の受験生は少ないです。Kalsのサービスを利用することで、最も新しい情報を効率的にあつめることができます。
受験費用
大半の受験生が、複数の大学を受けることになります。そして、ほとんどが地方の国立大学であるため、移動費や宿泊費がかかってきます。
合計すると、1つの大学に10~12万かかります。出願代に3万、新幹線代に2~4万、宿泊費に1万、その他もろもろです。
この金額は筆記が通り、面接まで進んだ場合を想定しています。仮に筆記で落ちてしまった場合はもう少し安くはなります。
新幹線のチケットを予約する際には是非「スマートEX」を利用しましょう!「早特」という早期予約の割引チケットがあるのですが、「3日前までの予約」で適用になり、1,000円から3,000円というかなりの値段が割引になります!
その他費用
受験期間中は、できるだけ快適な環境で勉強を進めることが重要です。その環境を整えるために、筆者はiPadやスキャナー、裁断機などを購入しました。詳細は下記の記事で紹介しています!
基本的に教材はKalsのテキストを使用していましたが、講師から勧められた参考書や、学士編入に合格された方のブログで紹介されている書籍もいくつか購入しました。
TOEICの受験費は6,000円ほどですが、TOEFLは25,000円ほどもします。1回で満足のいくスコアを出せればいいですが、「けっこうムズい」です。何回か受けざるをえないことを想定しておくといいと思います。
以上が、筆者が1年間ほどで使用した金額となります。筆者はKals入塾とともに退職し、アルバイトもしないで受験期間を過ごしていました。
幸いにも、前職で得た貯蓄が十分にあったため、このような選択肢をとれました。これから受験に挑まれる方の参考となれば幸いです。
この度、2021年度合格者10名による、最新の学士編入試験情報を取りまとめた書籍を共同出版しました!
当ブログ筆者も含めた共著者10名による、様々なバックグラウンドを経て編入学に至った合格体験記集です。
有り難いことに、Amazonや楽天で高評価を頂いています。
当書籍は単なる体験記集に留まらず、学士編入試験の最新情報や、編入後の医学生生活、その後の医師としてのキャリアなど、長期間のスパンに亘る情報を掲載しています。
この本によって、長期間のスパンに亘り、それぞれ自分にとってオリジナルの医師像を描いてもらいたいという思いで執筆しました。
もしご興味がありましたらご一読頂けますと幸いです。